会計Q&A

必要な運転資金、すなわち、ものを仕入れて、売るという営業活動に必要な資金の算定方法です。
①BSの勘定科目から出す方法
②棚卸資産等の回転期間から出す方法
この2つを紹介しましょう。今回は、①BSの勘定科目から出す方法です。

運転資金=売上債権+棚卸資産-買入債務
が運転資金となります。まだお金になっていない売上債権と棚卸資産から、まだお金を支払っていない買入債務を差し引いた分が、営業のために調達した運転資金になるわけです。

仮に、この運転資金が900万円、売上が7,200万円だとすると、運転資金の売上に対する要調達率が12.5%となります。

この運転資金の売上に対する要調達率 を使うと、売上が増加した場合、どれだけの運転資金を新たに必要となるか、算定できます。
新に調達する運転資金=増加売上×運転資金の売上に対する要調達率

 たとえば、売上が1,800万円増加し10,000万円になる場合、1,800万円×12.5%=225万円の新たな運転資金が必要になるわけです。

手元流動性、すなわち、すぐ使えるお金が手元にどれだけあればいいの?という話です。

手元流動性=現預金+短期有価証券 (といわれたりしますが、通常現預金と考えてかまいません。)

一般的には、月売上の1ヵ月~2ヵ月分くらいと言われています。これは、統計的な平均ですね。
中小企業では1.5以上くらいが望ましいといわれています。大企業より資金調達の手段が限られているからです。
自分個人に例えて、何か月分の給料分の貯金を持っているか?どれくらいもっていたら、安心か?と思い浮かべれば実感しやすいと思います。

が、これは、財務分析上の話で、企業の資金繰りの状況については、やはり経営者が一番理解していると思います。実際には、手元流動性は、営業から生まれるCF、人件費や家賃などの経費、新な投資への備え、新たな広告等への備え、突然の仕入や売掛が入らないリスクへの備えなどを勘案して、できるだけ確保できればというところでしょう。 

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