不正のトライアングルQ&A

常に明るい未来を考える、あすなろ会計士田中秀一郎。不正の発生要因、犯罪学者クレッシーの不正のトライアングル。監査基準など、広く国際的に取り入れられている考え方です。
不正に関する非常にベーシックな考えです。

生粋の犯罪者ではなく、われわれのようなまともな人間がどうして不正を起してしまうかというもので、次の3つの要因がそろった時に不正を起してしまうというものです。したがって、その3つ要因を取り除くようにすれば、不正を防ぐことができ、またその3つ要因の存在する程度により不正が起こるリスクも高いと考えられます。

①動機(Pressure)
たとえば、誰しもお金に困っていれば、不正をしようという動機があるわけです。

②機会(Opportunity)
たとえば、不正をしようと思っても、目の前にお金がなければ、それを横領するようなことができないわけです。

③正当化( Rationalization  )
たとえば、通常のひと、われわれのようなまともな人は、お金に困っていて、また職場でお金を触るような仕事をしていても、それだけで横領などはしないはずです。倫理観が働き、それを自ら許さないはずです。しかし、それを正当化する理由づけがあればやってしまうということです。誰でもやっていることだ。一時的に借りるだけで、明日返せばいい。これだけ働いているのだから、少しだけならいいはずだ、などなど。